2008年2月26日
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」の出版を支援
~書籍に添付されるLiveCD/DVD Linux「KNOPPIX for BIO」の制作に協力~
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社:川崎市中原区小杉町1-403、代表取締役社長:池上幸弘、以下:富士通SSL)は、2008年2月27日に出版されるバイオインフォマティクス(注1)学習用書籍「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」に添付されているオープンソース・ソフトウェア「KNOPPIX for BIO(クノピクス・フォー・バイオ)」(注2)の開発およびDVDの制作に協力いたしました。
富士通SSLでは、バイオ研究分野向けのITシステム構築に従事してきた実績を元に、2001年より実施している「個人のアイデアを新しいビジネスへ育てる」ことを目的とした社内活動「SSLベンチャー」の活動を通じて、2005年からバイオインフォマティクス分野のITシステムに関する研究開発を開始しました。また研究開発に伴い、オープンソース・ソフトウェアによるバイオインフォマティクス・プロジェクトを推進する「オープンバイオ研究会」のコミュニティーに参加し、バイオインフォマティクスに関するオープンソース・ソフトウェアのツール群を利用可能とする「KNOPPIX for BIO」の開発にも携わってまいりました。
このたび富士通SSLはバイオインフォマティクスに関する研究開発の一環として、東京電機大学出版局が2008年2月27日に出版するバイオインフォマティクス学習用書籍「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」の添付DVDに同梱されている「KNOPPIX for BIO」の開発やラベルデザインなどのDVD制作に協力いたしました。本DVDの作成には情報処理推進機構(IPA)オープンソースソフトウェア・センターの「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」として富士通SSLが提案および開発したリマスタリングツール(注3)「EZ Tune LiveCD(イージーチューン・ライブシーディー)」を利用しています。「KNOPPIX for BIO」は、LiveCD/DVD(注4)Linuxをベースとしており、OSをハードディスクにインストールすることなく「KNOPPIX for BIO」を起動することができます。また、本DVDには富士通SSLも開発に携わった遺伝子の相同性検索ツール「SHEAP」(注5)などのオープンソース・ソフトウェアも収録しております。
富士通SSLは今後も各種オープンソース・ソフトウェアに関連したビジネスに取り組んでまいります。
【「オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス」の概要】
| 書名 | オープンソースで学ぶバイオインフォマティクス |
|---|---|
| 著者名 | オープンバイオ研究会 |
| 出版社名 | 東京電機大学出版局 |
| 販売開始 | 2008年2月27日 |
| 添付DVD制作協力 | 富士通SSL |
| 書籍内容 | 独力で、バイオインフォマティクス研究の手法を学習・俯瞰できる |
【「KNOPPIX for BIO」(KNOB)の概要】
バイオインフォマティクス環境を準備不要で即座に利用できる、OSとアプリケーション群を含むオープンソース・ソフトウェアです。母体となる「KNOPPIX」は、ハードディスクにインストールすることなくCD-ROMまたはDVD-ROMから直接起動することが可能なLiveCD/DVD Linuxで、本書籍の添付DVD-ROMを入れてパソコンを起動させるだけでバイオインフォマティクス関連プリケーションが使用でき、書籍の演習内容をそのまま実習できる環境を提供します。
【「EZ Tune LiveCD」の概要】
使用目的にあわせたLiveCD/DVD Linuxを作成するためのカスタマイズ(リマスタリング)作業を容易にするツールです。GUIでの操作や、アプリケーションの追加削除、操作内容の保存などが可能です。
注釈
- 注1 バイオインフォマティクス
- 生物学研究に対して情報科学技術を用いる研究分野。生物学研究に必要な情報技術を開発し、それらの技術を用いて生物の研究を行うという二つの柱がある。
- 注2 KNOPPIX for BIO
- 理化学研究所 二階堂愛先生を中心に開発されている、バイオインフォマティクスに特化したLiveCD/DVD Linux。
- 注3 リマスタリング
- さまざまなアプリケーションやファイルの入れ替えを行い、目的にあわせたLiveCD/DVD Linuxを作成するカスタマイズ作業。
- 注4 LiveCD/DVD
- OSをハードディスクにインストールすることなくCDまたはDVDからOSを起動させること。
- 注5 SHEAP
- 国立情報学研究所宇野毅明先生の研究成果であるSACHICAアルゴリズムを用いた、類似した遺伝子の検索や類似度の判定を行うツール。開発には株式会社ワイビート様とともに取り組んでいる。
商標について
- 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
関連Webサイト
- KNOPPIX for BIO:http://knob.sourceforge.jp/ja/
- オープンバイオ研究会:http://open-bio.jp/
- EZ Tune LiveCD:http://ez-tune-livecd.sourceforge.jp/pukiwiki/
- IPA オープンソースソフトウェア・センター
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/index.html - 2006年度 上期 オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業 採択結果
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2006/result.html#2006_kamiki - SHEAPプロジェクトページ:https://sourceforge.jp/projects/sheap
- 株式会社ワイビート:http://ybeat.co.jp/
- 東京電機大学出版局:http://www.tdupress.jp/
富士通SSLについて URL:http://www.ssl.fujitsu.com/
富士通SSLは、富士通グループの一員として、基盤ソフトからアプリケーションまでのソフトウェア開発、コンピュータ・システム構築などを中心に事業を展開してきました。また、これらの技術をもとに、流通業、製造業、通信事業、自治体など様々なお客様に向けたソリューション・サービスを提供しています。1990年に、システムインテグレータ認定、1996年にはISO9001の認証を取得しました。また、2003年にはセキュリティ監視サービスでBS7799 およびISMS認証基準の認証を取得し、さらに2006年にはBS7799およびISMSから移行したISO27001の認証も取得しております。2008年にはプライバシーマークを取得しました。現在、お客様のビジネスの成功を強力にプロデュースするソリューション群『PoweredSolution(パワード・ソリューション)』を整えCRM、EAI、ETL、データウェアハウス、ネットワーク構築およびセキュリティなどの幅広い分野でサービスを提供しています。
報道お問い合わせ先
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
広報室
電話:044-739-1520
- ssl-info@cs.jp.fujitsu.com
以上
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